22.3.27 ヨコスカ平和船団同乗記

原子力空母定期修理、マストの足場外される


海自護衛艦の横を進むヨコスカ平和船団とピース旗。

3月27日、ヨコスカ平和船団のボートとヨットが横須賀基地を走り、軍港にピース旗がひるがえった。

12号バースで原子力空母ロナルド・レーガン(RONALD REAGAN CVN 76)の定期修理が続いているが、レーガンの艦橋上のマストを覆うように取り付けられていた足場が取り除かれていた。
定期修理も後半になったということだろうか。


定期修理中の原子力空母ロナルド・レーガン。艦橋上のマストの周囲に取り付けられていた足場が取り外されていた。

レーガン以外の、横須賀を母港とする米艦では、第7艦隊旗艦のブルーリッジ(BLUE RIDGE LCC 19)が長期に渡る修理中で、横須賀を母港とする巡洋艦が3隻とも並んで停泊していた。
しかし横須賀母港の駆逐艦は、4号ドックに入っているハワード(HOWARD DDG 83)や8号バースで修理工事が続くラファエル・ペラルタ(RAFAEL PERALTA DDG 115)、ハーバー・マスター・ピア(HMP)に停泊中のベンフォールド(BENFOLD DDG 65)の3隻以外、不在だった。
駆逐艦の多くは、3月にグアム方面で行われたMulti-Sail exerciseと称する演習に参加したようだ。この演習には巡洋艦アンティータム(ANTIETAM CG 54)も参加していたが、一足先に3月22日には横須賀の錨地に戻ってきていた。

他方、サンディエゴを母港とする駆逐艦ストックデール(STOCKDALE DDG106)がHMPに停泊し、本格的な修理に入る準備をしていた。


3隻の巡洋艦が並ぶ。右からアンティータム、チャンセラーズビル、シャイロー。

3月27日の時点でハーバー・マスター・ピアの西側に停泊していたストックデール(106番の船)。サンディエゴを母港とする駆逐艦だ。右側の後ろ向きの駆逐艦はベンフォールド。

ベンフォールドの船体に取り付けられている第15駆逐戦隊(DESRON 15(Destroyer Squadron 15))のマーク(上)と、
ストックデールの船体に取り付けられている第1駆逐戦隊(DESRON1)のマーク(下)。

長期間にわたって修理を受けている第7艦隊旗艦ブルーリッジ(後方)と、8号バースで修理を受けていた駆逐艦ラファエル・ペラルタ(前方)。

ドックで修理中の駆逐艦ハワード。

3月25日から29日にかけて13号バースに停泊していた、佐世保を母港とする掃海艦ウォーリアー。

浦郷弾薬庫に野積みされている大量のミサイルや砲弾。



3月26日に入港し配備された、海上自衛隊の新型の護衛艦「くまの」。「もがみ」型護衛艦の2番艦。
ステルス性を高めるということで独特の形状をしている。「もがみ」型護衛艦の艦艇記号「FFM」は、「Frigate Multi-purpose/Mine」を表すのだという。



長浦港に4隻の海自護衛艦が並んでいた。吉倉桟橋ではなく長浦港に多くの護衛艦が並んでいるのは珍しい。

(RIMPEACE編集部 星野 潔) (22.3.27 星野 撮影)


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