駆逐艦ストックデール、横須賀でドック入り


横須賀基地の6号ドックに入った駆逐艦ストックデール。(2022.4.10 木元茂夫 撮影)

サンディエゴを母港とする駆逐艦ストックデール(STOCKDALE DDG106)が3月29日、横須賀基地の6号ドックに入渠した。

ストックデールは、原子力空母カール・ビンソンの随伴艦として昨年8月に母港のサンディエゴを出港して西太平洋にやって来た駆逐艦だ。
しかし、今年1月にはカール・ビンソン空母打撃群から離脱し、単独で佐世保に寄港していた。ソナードームの故障のようだ。その後、佐世保で3月まで応急修理をした後、3月14日には横須賀にやって来ていた。
やはりストックデールは、横須賀での本格的な修理が必要な状態だったということだろう。
しばらく6号ドックで工事を行うことになるのだろう。

米軍は、西太平洋に多くの艦船を集めて中国を牽制する活動を続けている。
西太平洋、東アジアに集められた米軍艦船の中には、ストックデールのように故障するものも出るだろう。故障しなくても、定期的な整備は必要だろう。当面、この地域の米軍艦船の、ドック入りなど修理の「需要」は、高い水準で推移するだろう。
しかし、横須賀基地のドックが受け入れることのできる艦船の数には限りがある。そのことが、米軍による日本の民間ドック使用拡大につながる可能性がある。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


3月29日、ドック入り当日のストックデールの船首部分(106の番号の入った船首)。(2022.3.29 木元茂夫 撮影)


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