22.4.24 ヨコスカ平和船団同乗記

母港艦船がすべて在港していた横須賀基地


雨の横須賀基地を行くピース旗。

4月24日、雨の中、横須賀軍港をヨコスカ平和船団のヨットとボートが走った。
12号バースで1月から定期修理中の原子力空母ロナルド・レーガン(RONALD REAGAN CVN 76)の甲板上にたくさん並べられていた工事用の機材などは、ほぼ片付けられていた。
隣の13号バースには、レーガンの定期修理で排出された放射性廃棄物を運搬する貨物船、オーシャン・ジャズが停泊し、4月28日の搬出作業を待つばかりとなっていた。


甲板上に並んでいた工事用の資材などが、かなり片付けられた原子力空母ロナルド・レーガン。


原子力空母が停泊している12号バースのとなりの13号バースに、レーガンから出た放射性廃棄物を輸送するためにやってきた貨物船オーシャン・ジャズが待機している。

この日の米軍横須賀基地で特筆すべきことは、横須賀を母港とする米軍の軍艦がすべて港内にいたことだ。加えて、サンディエゴを母港とする駆逐艦ストックデール(STOCKDALE DDG 106)も、横須賀基地の6号ドックで修理中だ。
つまり、第7艦隊旗艦の揚陸指揮艦が1隻、原子力空母が1隻、巡洋艦が3隻、駆逐艦が9隻、計14隻の米軍の軍艦が横須賀港内にひしめいていたことになる。

他方、この4月には、エイブラハム・リンカーン空母打撃群が日本海や南シナ海、東シナ海などで示威行動を行った。横須賀を母港とする軍艦が在港する中でそうした行動を米軍が行ったということは、東アジアにそれだけたくさんの米軍艦船が集まっているということでもある。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(22.4.24 星野 撮影)


4号ドックに2月3日から入渠している駆逐艦ハワード(DDG83)。


HMP(ハーバー・マスター・ピア)の西側に、駆逐艦ラファエル・ペラルタ(DDG115)、ヒギンズ(DDG76)、ミリウス(DDG69)が並んでいる。DDG115の船首部に武装した兵士がいるようだ。


HMPの東側には、駆逐艦バリー(DDG52)とデューイ(DDG105)が並ぶ。


6号バースには駆逐艦ベンフォールド(DDG65)と巡洋艦アンティータム(CG54)。


7号バースには巡洋艦チャンセラーズビル(CG62)とシャイロー(CG67)が。


8号バース(手前)に駆逐艦ラルフ・ジョンソン(DDG114)、9号バースには第7艦隊旗艦の揚陸支援艦ブルーリッジ(CG19)が並ぶ。
1970年に就役したブルーリッジの今回の工事は、昨年5月初めから続いている。


6号ドックでは、サンディエゴを母港とする駆逐艦ストックデール(DDG106)が修理中だ。



港の入り口には海自の「いずも」が停泊し、錨地には練習艦の「かしま」と「しまかぜ」が泊まっていた。


平和船団のヨット「おむすび丸」に接近してくる米海軍のポリス艇。


ポリス艇からは小銃を持った兵士が顔を出した。


ヨコスカ平和船団乗船希望者は、ようこそ!ヨコスカ平和船団へにアクセスして、申し込んで下さい。 毎月最後の日曜日に平和船団の船が軍港を走ります。


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