原子力空母レーガン、横須賀から任務航海に


12号バースを出る原子力空母ロナルド・レーガン(22.5.20 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


横須賀基地から出港するレーガン(22.5.20 星野 撮影)


5月20日、原子力空母ロナルド・レーガンが横須賀基地を出港した。

原子力空母レーガンは、午前10時半過ぎ頃には動き出して、飛行甲板や艦橋に白い礼服姿の水兵たちが間隔を空けて横に並ぶ、登舷礼を行った。
これは、レーガンが長期間の任務航海に出るということを意味している。

岩国市が中国四国防衛局から情報提供を受けたとして5月18日に公表した「報道通知」によれば、レーガン艦載機のCQ(空母着艦資格取得訓練)は、5月21日頃から4日〜6日間程度、硫黄島付近の洋上の空母で実施する予定だという。この訓練に参加する航空機は、不測の事態を除き岩国に戻ることはない、ということだ。

5月20日のレーガン出港の前日、5月19日には、巡洋艦アンティータム(ANTIETAM CG 54)とシャイロー(SHILOH CG 67)が横須賀を出港した。
この2隻のうちシャイローは、レーガンの出港後、相模湾から横須賀の錨地に一旦戻ってきたが、アンティータムの19日の出港は、レーガン空母打撃群の一員としての出港だった。
少なくともアンティータムは、レーガンに随伴して護衛にあたる、ということだろう。

なお、レーガンの出港前の5月18日に、レーガン出港後に別の原子力空母が横須賀に入港するという情報を横須賀市が発表し、5月20日のレーガン出港後には、翌21日の朝に原子力空母エイブラハム・リンカーンが入港することを横須賀市は発表した。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


白い礼服を着て飛行甲板や艦橋に整列し、登舷礼を行う水兵たち。(22.5.20 星野 撮影)


横須賀基地を出て、浦賀水道に向かうロナルド・レーガン。(22.5.20 星野 撮影)


2022-5-21|HOME|