駆逐艦ジョン・フィン、横須賀に配備


「113」の船が、3月4日、横須賀基地に入港した駆逐艦ジョン・フィン


後方には、定期修理中の原子力空母ロナルド・レーガンが見える


ジョン・フィンは6号バースに入った(23.3.4 星野 撮影)


ヴェルニー公園から見たジョン・フィン。6号バースに先に接岸していたチャンフーンに並んで停泊していることが分かる(23.3.4 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)


3月4日の朝、駆逐艦ジョン・フィン(JOHN FINN DDG 113)が横須賀基地に入港した。

2017年7月に就役したジョン・フィンの横須賀入港は、今回が始めてと見られる。
ジョン・フィンは現地時間の今年2月14日、それまで母港としていたサンディエゴを出港し、2月21日にパール・ハーバーに立ち寄って、横須賀にやって来た。

ジョン・フィンが横須賀にやって来たのは、横須賀を新たな母港とするためだ。
実はすでに以前からジョン・フィンが横須賀に配備されるということは、非公式な情報としては広まっていた。しかし、3月4日の入港の数時間後になってようやく、米海軍横須賀基地(Commander Fleet Activities Yokosuka)の英文公式フェイスブックなどにジョン・フィンの横須賀配備の情報が公表された。

2月に駆逐艦バリー(BARRY DDG 52)が横須賀を離れることが発表され、横須賀を母港とする米艦は13隻になっていたが、これで再び横須賀を母港とする米軍艦が14隻になったということだ。

ところで、米軍は今回のジョン・フィン配備について、日本政府や横須賀市への事前の通報は行われたのだろうか。
軍艦の配備は重要な問題だ。以前は、新たに艦船を配備する際には、米軍は事前に日本政府への連絡を行ってきた。
しかし、昨年12月の駆逐艦シャウプ(SHOUP DDG 86)の横須賀配備の際にはその慣例は破られ、横須賀市に通報されたのは配備の翌日だったという。日本政府にも事前の連絡が無かったという。

3月5日の早朝の時点で、横須賀市HPにはミサイル駆逐艦ジョン・フィン配備についての情報は掲載されていない。つまり、事前に通報された形跡を見ることができない。
3月4日は土曜日で市役所が休みの日だったからHPの更新がなされなかった、というだけなのだろうか。
今回のジョン・フィン配備について、米軍は日本政府への事前通報の慣例を守ったのだろうか。配備の情報が伝えられたのは、いつのことだろうか。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


3月4日のジョン・フィン横須賀入港後、米海軍横須賀基地(CFAY)英文フィエイスブックに投稿された記事。ジョン・フィンの横須賀配備を伝えている
https://www.facebook.com/cfayokosuka/?locale=ja_JPより引用


米軍画像サイトDVIDSにも掲載された、ジョン・フィンの横須賀入港の写真
「USS John Finn (DDG 113) Arrives at Commander Fleet Activities Yokosuka (CFAY) [Image 1 of 5]」
(https://www.dvidshub.net/image/7662286/uss-john-finn-ddg-113-arrives-commander-fleet-activities-yokosuka-cfay)より引用


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