23.4.30 ヨコスカ平和船団同乗記

試験航海を待つ?原子力空母


軍港を行く行くピース旗。

4月30日、横須賀軍港をヨコスカ平和船団のボートが走った。

今年の1月から横須賀で行われていた定期修理で排出された放射性廃棄物を、日米両政府の約束に違反して4月20日に艦外に搬出して貨物船SLNCヨークに積みかえた原子力空母ロナルド・レーガン(RONALD REAGAN CVN 76)の飛行甲板上は、ほぼ片付けられていて、ハンドリング訓練用のFA18の実物大模型やクラッシュクレーンなどが置かれているだけになっていた。
遠くない時期に、定期修理後の試験航海に出港するのだろう。

13号バースには、放射性廃棄物運搬船に代わって、沿岸警備隊大型カッターのストラットン(STRATTON WMSL 752)が停泊していた。


12号バースの原子力空母ロナルド・レーガン


飛行甲板上にたくさん置かれていた定期修理の資材は、ほぼ片付けられたようだ


レーガンの隣の13号バースには、沿岸警備隊大型カッターが停泊していた


沿岸警備隊カッターのストラットンは、5月3日に横須賀を出港した


4月30日には横須賀を母港とする多くの米艦が横須賀基地に滞在していたが、不在だったのは、第7艦隊旗艦のブルーリッジ(BLUE RIDGE LCC 19)と駆逐艦ジョン・フィン(JOHN FINN DDG 113)の2隻だ。
、 ブルーリッジは4月26日に出港し、しばらく相模湾に滞在した後、航海に出たようだ。

ジョン・フィンは、4月21日から3日間、韓国のピョンテク海軍基地に寄港していた。4月30日の時点では、島根県の隠岐諸島北方にいて、給油艦ティッピカヌー(TIPPECANOE T-AO 199)から補給を受けていたようだ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(23.4.30 星野 撮影)


新桟橋に出船で接岸しているのが駆逐艦ハワード(DDG83)、入船で接岸しているのはベンフォールド(DDG65)、4号ドックに入っているのがヒギンズ(DDG76)




ヒギンズは昨年11月末に4号ドックに入渠し、大規模な工事を行っている


HMP(ハーバー・マスター・ピア)の西側に巡洋艦ロバート・スモール(DDG62)、東側に入船で駆逐艦デューイ(DDG105)、出船でシャウプ(DDG86)が停泊している。
ロバート・スモールは今年2月27日に改名した巡洋艦だ


6号バースに駆逐艦ラファエル・ペラルタ(DDG115)、7号バースに巡洋艦アンティータム(CG54)、駆逐艦ラルフ・ジョンソン(DDG114)


ラファエル・ペラルタの船体には、足場が組まれていた


8号バースに巡洋艦シャイロー(CG67)、9号バースに駆逐艦ミリウス(DDG69)が停泊。9号バースは、ブルーリッジが長く停泊していたバースだ


住宅地のすぐ近くにある浦郷弾薬庫には、ミサイルなど各種弾薬が大量に野積みされていた


これらの砲弾は、巡洋艦や駆逐艦の127ミリ砲のものだろう


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