原子力空母ロナルド・レーガン、試験航海から戻る


5月19日、試験航海から戻ってきた原子力空母ロナルド・レーガン


12号バースで任務航海開始を待つ状態になった(2023.5.19 非核市民宣言運動・ヨコスカ 撮影)

5月19日の朝、原子力空母ロナルド・レーガンが横須賀基地に戻ってきた。5月12日の朝に横須賀を出港してから約1週間の試験航海だった。

米軍画像サイトDVIDSには、今回の試験航海中のレーガン艦上での、ニクシー(Nixie)と呼ばれる魚雷防御システムのテストなど複数のテストの写真が掲載されているが、出港時には当然原子炉を起動させ、そして危険な原子炉出力テストも行ったのだろう。

また、DVIDSには、今回の試験航海期間の5月12日から19日にかけて、オーストラリア海軍の給油艦サプライ(HMAS SUPPLY  A195)の調理担当及び補給担当の乗組員がレーガンに乗り込んで、担当業務に関する交流を行ったことが報告されている。
5月12日から19日にかけてということは、レーガンの今回の試験航海期間を通じて乗船していたということだろう。
これらのオーストラリア海軍の軍人たちは、どこで原子力空母に乗り込んで、どこでレーガンから降りたのだろうか。
「当たり前」のように、日本の中の米軍基地にオーストラリアの軍人が入って、米軍艦船に乗り込んで活動するということが行われたということなのだろうか。

5月19日にレーガンは横須賀に戻ってきたが、防衛省の発表によればレーガン艦載機の着陸訓練(FCLP:Field Carrier Landing Practice)も、5月9日に始まり、5月19日に終了しているはずだ。

まもなく、この横須賀に配備されている原子力空母は任務航海を開始するのだろう。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


2023-5-21|HOME|