23.8.27 ヨコスカ平和船団同乗記

原子力空母が一時帰港した横須賀基地


ピース旗を掲げた平和船団のボートやヨットが米軍艦の前を走ると、米軍のポリス艇がやってきた(こちらから見て3隻目のボート)。
平和船団と米軍ポリス艇の間に、海上保安庁のボートも入ってきて、平和船団、海保、米軍の並走がしばらく続いた


8月25日に横須賀基地に戻ってきた原子力空母ロナルド・レーガン


おそらく今回は、それほど長い滞在にはならない一時的な帰港だとみられる


レーガンの停泊する桟橋の先端には、機関銃が据えられて兵士が配置についている


新桟橋に並んで停泊している駆逐艦ヒギンズ(DDG76)とデューイ(DDG105)


ハーバー・マスター・ピアの西側(HMP-W)に停泊していた駆逐艦ジョン・フィン(DDG113)


ハーバー・マスター・ピア東側(HMP-E)には駆逐艦シャウプ(DDG86)がいた


6号バースには巡洋艦シャイロー(CG67)


7号バースに停泊する巡洋艦アンティータム(CG54)(左側の船)。右は巡洋艦シャイロー

8号バースの巡洋艦ロバート・スモールズ(CG62)


9号バースの第7艦隊旗艦、揚陸指揮艦ブルーリッジ(LCC19)


駆逐艦ミリウスは6月から6号ドックに入っている


8月27日、吾妻島にやってきたタンカー、ハイ・ナビゲーター。左側には沖どまりしているタンカーのポハン・パイオニアの水色の船体が小さく見える


沖どまりしていた、米軍の燃料を運ぶ民間タンカー、ポハン・パイオニア

8月27日、ヨコスカ平和船団のヨットとボートが軍港を走った。

8月25日に原子力空母ロナルド・レーガンが一時帰港したが、レーガンに随伴していた巡洋艦アンティータムとロバート・スモールズも横須賀に戻ってきている。

横須賀を母港としている米艦で、8月27日に横須賀に在港していたのは、原子力空母ロナルド・レーガン(RONALD REAGAN CVN 76)、巡洋艦アンティータム(ANTIETAM CG 54)、ロバート・スモールズ(ROBERT SMALLS CG 62)、シャイロー(SHILOH CG 67)、駆逐艦ミリウス(MILIUS DDG 69)、ヒギンズ(HIGGINS DDG 76)、シャウプ(SHOUP DDG 86)、デューイ(DEWEY DDG 105)、ジョン・フィン(JOHN FINN DDG 113)、第7艦隊旗艦の揚陸支援艦ブルーリッジ(BLUE RIDGE LCC 19)の10隻だった。
これらの艦船のうちミリウスは、6月前半に6号ドックに入り大規模な修理を続けている。

駆逐艦ベンフォールド(BENFOLD DDG 65)は、8月21日から28日までの日米加合同軍事演習「ノーブル・チヌーク」に参加していて不在だった。
駆逐艦ハワード(HOWARD DDG 83)は、8月10日にバリ島沖で座礁事故を起こし、27日の時点ではまだ横須賀に戻ってきていなかった。
駆逐艦ラルフ・ジョンソン(RALPH JOHNSON DDG 114)は、東南アジア方面にいるようだ。
さらに、駆逐艦ラファエル・ペラルタ(RAFAEL PERALTA DDG 115)は、7月から8月にかけて、「米豪主催多国間合同軍事演習」の「タリスマン・セイバー2023」や日米印豪合同軍事演習「マラバール2023」に参加するなど、オーストラリア周辺にいるようだ。

なお、この8月27日には、吾妻島の貯油施設にパナマ船籍の民間タンカー、ハイ・ナビゲーター(HIGH NAVIGATOR)が接岸した。極東米軍の燃料供給基地、韓国のウルサンから燃料を運んできたものとみられる。
ハイ・ナビゲーターの横須賀・吾妻島への接岸は、今回が初めてである可能性が高い。

また、横須賀基地沖の錨地には、「米軍御用達」の民間タンカーであるポハン・パイオニア(POHANG PIONEER)が停泊していた。ポハン・パイオニアは8月25日から26日にかけて吾妻島で燃料を積み込んだ後、時間調整のために横須賀沖にとどまっていたようだ。
ポハン・パイオニアは翌28日に三沢基地への燃料供給のため、八戸に向けて横須賀を出港した。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)(23.8.27 星野 撮影)


浦郷弾薬庫の野積み場所。トマホークミサイルとみられるキャニスターが大量に野積みされていた


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