新型電子戦機EA18G、厚木に飛来・配備開始


24日16時前にタイトな編隊でオーバーヘッド・アプローチを行う3機のグラウラー



主翼端のNO.1、NO.11兵装ステーションをつぶして装備されているのはECMポッドとみられる


3機のグラウラーが次々に厚木のRW/01に降りた。残りは明日以降の到着だろう

EA6Bプラウラーに代わってCVW−5に配備される新型電子戦機EA18Gグラウラーが、3月24日16時前に厚木基地に降りてきた。24日に到着したのは3機で、残りは翌日以降の到着と みられる。
グアムから厚木までの飛行をエスコートした空中給油機KC135は、厚木の上空を通過して横田基地に向かった。

ベースになった複座のFA18Fスーパーホーネットとの外見上の一番の違いは、主翼の両端に固定された電子ポッドだ。EA6Bの垂直尾翼の先端にあったECM装置が両翼端に移ったと みられる。

パイロット以外に3人の電子戦士官が乗り組んだEA6Bと比べて、EA18Gでは1人となり、電子妨害機器の自動化が進んでいることをうかがわせる。また、CVW−5の大多数を占める スーパーホーネットとの部品の共通度も高く、狭い空母艦内での部品保管スペースの減少にも寄与している。

グラウラーは空母ジョージワシントンの出港前に、大島沖での訓練のほか、低空飛行訓練などをさっそく始める可能性が強い。

(RIMPEACE編集部)(2012.3.24 田中 昭 撮影)


海軍機に給油するためのドローグを下げて、横田に向かう空中給油機KC135


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