オスプレイ、岩国から厚木に展開
4月22日夕方、相模原市上鶴間上空を通過して厚木基地に降りる3機目のオスプレイ(虎/44)(2016.4.22
山村 充夫 撮影)
4月22日、突然3機のオスプレイが飛来した。3機とも岩国から来ている。
木更津基地でオスプレイの修理を行うのに、地元自治体の了解を取り付けようというのが狙いで、そのために騒音の比較を自衛隊のCH47ヘリとの間で行う、というのが今回木更津基地に飛行する目的だ。そして途中に厚木で待機して25日の比較実験飛行に備える、そのために厚木に飛来した。
オスプレイは木更津での飛行は固定翼機のパターンで行う、というのが防衛省の当初からの説明だ。それなら大型ヘリの騒音と比較するのではなく、同じ固定翼機のコースを飛ぶ連絡偵察飛行隊のLR−2と比較しないと、実際にオスプレイが飛ぶときにもっとも影響を受ける飛行コースの下の人たちがこれまで受けてきた騒音との差が計れない。
木更津基地で騒音が最も大きいとみられる大型へりと比較しても、オスプレイの整備基盤を木更津におくことに伴う住民の苦痛の増は正しく出ない。
木更津基地の主力・CH47ヘリとオスプレイを比べるなら、事故率を比較すべきだ。米軍とおなじ基準で算出した自衛隊のCH47の事故率を提示して、現在のオスプレイの事故率と比較するのが筋ではないか。
(金子 豊貴男・RIMPEACE共同代表・相模原市議)
4月22日14時半過ぎ、上鶴間3丁目交差点上空を飛ぶオスプレイ(4.22 松本 憲明 撮影)
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