「艦載機、厚木を使い続ける」米海軍発表


8月18日付けの在日米海軍の発表文書

 この文書は第5空母航空団の岩国移駐時期についての発表だが、一方、「今後も厚木基地の重要性は変わらない」という新任の厚木基地司令官就任の記者会 見発言を裏付けるものでもある。

 「第5空母航空団の固定翼機飛行隊は岩国に移駐しますが、米海軍厚木航空施設は引き続き日米同盟にとって重要な基地であり、第5空母航空団の航空機は、迂回飛行場として、また 訓練や給油、整備などのため、折に触れ厚木航空施設を使用します。」(上掲発表文書より)

 これは、「岩国移駐は厚木基地と岩国基地、二つの空母艦載機の基地ができるだけだ。艦載機の離発着がなくならない限り、厚木基地の騒音は減らない」とのこれまでの私たちの主張 を全面的に認めたものであり、まやかしの岩国移駐を裏付けるものだ。

 日本政府は、厚木基地周辺、岩国基地周辺の住民や自治体にウソをついてきたわけで、到底許されるものではない。
 私たちは「米軍は本国に帰れ」と運動を強めていく。  

(金子 豊貴男 RIMPEACE共同代表・相模原市議)



春季ディプロイメントを終えた空母レーガンから厚木基地に戻ってきた艦載機スーパーホーネット(17.8.7 爆音訴訟調査研究センター 撮影)


2017-8-20|HOME|