海兵隊オスプレイ4機、厚木基地に無通告で飛来



転換モードで厚木基地にアプローチする海兵隊オスプレイ(2020.6.29 2人の読者 撮影)


厚木基地に飛来した4機の海兵隊オスプレイ(6.30 読者 撮影)

6月29日夕刻、普天間基地所属の米海兵隊オスプレイ4機が岩国基地経由で厚木基地に飛来した。基地からかなり離れた地点でも、転換モードで厚木基地にアプローチするオスプレイが 確認されている。

厚木基地に着陸した4機のうちの2機は、また離陸して夜間にキャンプ富士で訓練を行い、午後8時過ぎに厚木基地に戻った。

この夜、厚木基地に居座った4機のオスプレイは、翌30日の午後、厚木基地周辺の周回飛行などを行った。
大和市上草柳の爆音訴訟原告からは「オスプレイが気味の悪い音で飛んでいた」と原告団事務所に電話があり、また、相模原市上鶴間の原告からも目撃情報が寄せられている。

今回のオスプレイの飛来も米軍からの事前の通告はなく、南関東防衛局も事実関係を把握していない。

また、7キロも離れた相模原市南区の市街地上空で、飛行モードから転換モードに変換し、基地の外側でヘリモードに変換している。約束違反だ。

この4機はいつまで居座るつもりだろうか。30日から7月2日まで、東富士演習場で米軍が射撃訓練を行う予定だが、それと連動した飛行を厚木から行うつもりなのだろうか。

(金子 豊貴男 相模原市議・RIMPEACE共同代表)


30日午後、ヘリモードで厚木基地の外を飛ぶ海兵隊オスプレイ(6.30 読者 撮影)


30日午後、ヘリモードで厚木基地にアプローチする海兵隊オスプレイ(6.30 爆音訴訟調査研究センター提供)


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