ジェット機厚木基地発進回数
2018年1月 前年比 2017年1月
             
NF VFA-102(FA-18F) 85 -60 NF VFA-102(FA-18F) 145
  VFA-27 (FA-18E) 112 -10   VFA-27 (FA-18E) 122
  VFA-115 (FA-18E) 15 -70   VFA-115 (FA-18E) 85
  VFA-195 (FA-18E) 8 -82   VFA-195 (FA-18E) 90
  VAQ-141 (EA-18G) 1 -43   VAQ-141 (EA-18G) 44
             
ATAK MK58 4 4 ATAK MK58 0
             
NL VAQ-135 (EA-18G) 15 15 NL EA18G 0
             
MARINE FA-18 C/D 1 -18 MARINE FA-18 C/D 19
             
             
ARMY UC35 2 0 ARMY UC35 2
             
MARINE UC35 0 -1 MARINE UC35 1
             
NAVY C20 3 2 NAVY C20 1
  C40 8 -32   C40 40
             
MSDF P1 69 39 MSDF P1 30

厚木基地に配備されている第5空母航空団(CVW−5)所属の艦載機の、岩国への移駐が進行中だ。

2018年1月の時点で、スーパーホーネット2飛行隊とグラウラー飛行隊は岩国に移っている。
この移動によって、厚木基地の艦載機を含むジェット機の発進回数が前年同期と比べてどのように変化したかを、われわれのキャッチした情報を積み上げて調べてみた。

岩国移動した飛行隊の所属機の回数は激減している。ただし、ゼロにはなっていない。逆にまだ移動していないFA18F飛行隊の回数が激減、ひとつ残っているFA18E飛行隊 の発進回数は前年並みだ。

昨年より増えているのは、三沢に展開する電子戦機の飛来と、自衛隊のジェット哨戒機P1の発進だ。
また、各自治体に寄せられる爆音抗議の声もなくなっていない。

在日米海軍司令部は2016年5月12日に、【第5空母航空団固定翼部隊移駐後の米海軍厚木航空施設の使用に関して】の中で次のように言っている。
「FCLPの予備施設として以外では、米海軍厚木航空施設を緊急時の着陸用や、給油、または自衛隊との訓練の際に中継地として極稀に使用する可能性 もあります。しかしながら、米海軍では移駐完了後に米海軍厚木航空施設で、固定翼艦載機を日常的または定期的に運用する方針や計画は全くありません。」

実際の運用がこの通りになるならば、移駐した艦載機はほぼ完全に厚木には飛来しないはずだ。特に空母出港前後に、厚木基地周辺がどのような飛行状況になっているか、引き続き ウォッチしていく。

(金子富貴男 RIMPEACE共同代表・相模原市議)


2018-2-27|HOME|