(速報)米海軍MH-53ヘリ、海老名市の田んぼに不時着


8月3日、神奈川県海老名市の田んぼに不時着したMH-53ヘリ
(24.8.3 神奈川県議会議員 相原しほ 撮影)

8月3日午前11時前、神奈川県海老名市社家の田んぼの中に米軍ヘリコプターが不時着した。

不時着した機体の側面にはNAVYと書かれ、「BLACK HAWKS」という文字列も見えた。
さらに、垂直尾翼のテールコードは「TB」と読める。
テールコードの「TB」、そして「ブラックホークス」のニックネームは、このヘリが米海軍第15ヘリコプター機雷掃海飛行隊(HM-15: Helicopter Mine Countermeasures Squadron 15)所属のMH-53Eヘリコプターであることを示している。

HM-15は、米国東海岸バージニア州にあるノーフォーク海軍基地所属の部隊だ。
ノーフォーク基地の部隊所属機がなぜ神奈川県海老名市に現れ、不時着したのか、その理由は今のところ不明だ。

不時着の現場は相模川から東に1キロ弱の地点で、相模川との間に海老名市立社家小がある。
相模川の少し上流では厚木のアユまつりが行われており、周辺道路も渋滞気味だった。
一歩間違えれば重大な事故にもつながりかねない危険な不時着だ。

つい先日、7月28日にも、和歌山県橋本市の河川敷に3機の米軍ヘリコプターが不時着したばかりだ。

海老名市の田んぼに不時着したMH-53Eは、1時間ほど滞在した後、自力で離陸した。
しかし、何が原因で不時着をしたのか。
機体に生じた問題について、どのような対応をとったのか。
再発防止のために、いかなる安全対策が取られたのか。
不時着した機体が、どのような判断で離陸をしたのか。誰がその許可を出したのか。
今回のMH-53Eの一連の行動は、法的に問題はないのか。
これらの点などに関する徹底した究明が必要だ。

(RIMPEACE編集部 星野 潔)


1時間ほど田んぼに滞在した後、再び浮上したMH-53(24.8.3 神奈川県議会議員 相原しほ 撮影)



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