海軍ヘリ、厚木基地で機銃を出して飛行

9月16日、厚木基地で機銃を外に出して飛行する海軍MH-60Sシーホークヘリコプター(25.9.16 爆音訴訟調査研究センター 撮影)

後ろ側から見た、9月16日のシーホークヘリ(25.9.16 爆音訴訟調査研究センター 撮影)
9月16日の午前中、米空母艦載ヘリコプターが厚木基地上空で地上を威嚇するように機銃をキャビンの両側の窓の外に出したまま旋回飛行を行った。
その飛行の様子を、厚木基地爆音訴訟の資料整理、基地問題に関する調査、研究、教育、情報提供等の事業を行う団体である、爆音訴訟調査研究センターが撮影した。
機銃を窓の外につき出して飛行していたのはMH60Sシーホークだ。
モデックス番号は614。
これはHSC-12(第12海上戦闘ヘリコプター飛行隊)に所属する機体で、横須賀基地に入港中の原子力空母ジョージ・ワシントン(GEORGE WASHINGTON CVN 73)の艦載ヘリコプターだ。
厚木基地では2022年7月にも機銃を機外に出した同様の飛行が確認され、爆音訴訟調査研究センターが防衛省南関東防衛局に抗議している。
しかし、それに対する回答は無いまま、今回再び、機銃をつき出しての飛行が行われた。
厚木基地の周辺は、人口の密集する市街地だ。
市街地を機銃で威嚇するような飛行をすることは許されない。
(金子豊貴男 RIMPEACE共同代表)

キャビンのドアにHSC-12のマークが描かれている(25.9.16 爆音訴訟調査研究センター 撮影)
2025-9-23|HOME|