厚木基地'89年〜'96年低空飛行ルート別回数


低空飛行
 米軍機の低空飛行は、基地からはるかに離れた場所にも、爆音被害と墜落の危険性をもたらす。岩国の海兵隊機と並んで、厚木の艦載機はその元凶である。過去8年間に厚木を飛び立ち低空飛行ルートに向かった艦載機の数を月ごとにまとめたのが、このグラフである。飛行回数がゼロだったり、ごく少ないのは空母が艦載機を載せて横須賀を出港している期間で、再び空母が横須賀に、艦載機が厚木に戻ってくると、低空飛行の回数は急激に増える。空母の航海中は低空飛行訓練がままならない。帰港後にその分を取り返すために、激しく低空飛行訓練を行うことが繰り返されているのが、グラフから読み取れる。

写真はインディペンデンスの艦載機 ロッキードS-3バイキング




97-4-27

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