第三次厚木爆音訴訟原告団、控訴取り下げを求め要請と座り込み

在日米海軍と海上自衛隊が共同使用する厚木基地(大和、綾瀬市)の周辺住民 四千九百五十一人が国を相手取り、航空機騒音による生活被害に対し総額九十二 億円の損害賠償を求めた「第三次厚木騒音訴訟」の一審判決が十六日、横浜地裁 であった。岡光民雄裁判長は「騒音被害は受忍限度を超えており国の基地設置管 理に違法がある」として、WECPNL値(W値、うるささ指数)七五以上の地 域に住む原告四千九百三十五人に対し総額二十七億四千六百万円を支払うよう命 じた。一連の厚木騒音訴訟で賠償対象がW値七五区域に拡大されるのは初めて。 賠償命令額は全国の基地騒音訴訟で過去最高となる。(神奈川新聞10月17日)

この判決を不服とした国は、東京高裁に控訴した。
第三次厚木爆音訴訟原告団は控訴の取下げを要求して11月7日に防衛施設庁に抗議行動を行った。

(相模原市議 金子ときお)




'2002-11-9|HOME|