火の用心、アフターバーナー火事の元?

厚木基地で滑走路横の草地が焼ける(1月14日)


基地の北端からも炎が見えるくらいに燃え広がる(14:56)


1月14日午後、厚木基地で火災があった。艦載機FA18が14時51分に離陸した直後に、滑走路の中央やや南寄りの地点から白煙が上がった。強い北西の風にあおられて、風下の方向に火が広がった。
滑走路が閉鎖されて、着陸直前だった艦載機EA6BとC2が上空待機を命じられた。
15時8分、煙が切れたところでEA6Bが着陸、C2が着陸したのは15時14分だった。
状況撮影のために救難ヘリが飛んだあとも、消防車が時々放水を繰り返していた。

原因については、出火時間や場所からみて、FA18が離陸時に使用するアフターバーナーの関与が疑われる。乾燥した草に、アフターバーナーの熱風もしくは高温の物質が飛散して発火した可能性がある。原因がアフターバーナーと判明したときには、異常乾燥注意報下では、離陸時のアフターバーナー使用を禁止するなどの措置が必要だろう。
周辺自治体に何分後に火災発生の通知が入ったのかも気になる。連絡しなかったなんてことは無いとは思うが...。

(金子ときお・相模原市議)


(左)14:51 FA18が離陸、 (右)離陸の1分30秒後に滑走路脇から火の手が広まる


(左)自衛隊の消防車が駆けつけ、放水開始(14:56)、 (右)空中待機のEA6Bが着陸(15:08)


その後も断続的に放水を続ける(左 15:16、右 15:29)

'2004-1-15|HOME|