厚木に艦載機20機戻る。空母はプサン入港

韓国のニュース(YONHAP)によれば、3月15日に空母キティーホークがプサンに入港した。空母は3月22日〜27日の米韓合同演習に参加するとのことだ。
横須賀を母港としている空母が、プサンに寄港すること自体は年に一回程度あることだ。今回の動きで特徴的なのは、艦載機の3割程度が厚木に戻ってきたことだ。

プサン入港前の3月14日(日)午後、一時間ほどの間にFA18C,FA18F,EA6B,S3などキティーホークの艦載機約20機が厚木に下りてきた。空母がプサンに寄港中は、艦載機は空母に載せたままというのが通常のパターンだ。空母に載ったままだと動きが制限される艦載機を厚木に戻して、艦載機運用の自由度を上げた措置だと考えられる。
なぜそんなことをするのだろうか。

3月12日、韓国大統領弾劾案が可決され、韓国の最高指導者の権限が停止された。「韓国軍合同参謀本部は同日、全軍に北朝鮮に対する監視・警戒態勢の強化を指示した」(3.13朝日新聞)。韓国軍の動きに呼応する米軍の動きの一環として、艦載機が厚木に戻されたのではないだろうか。
ホワイトビーチには、15日揚陸艦が戻ってきた。空母に随伴していた駆逐艦が横須賀に戻ってきた。ミサイルなどの積み込みがあるかもしれない。韓国大統領弾劾のあと、在日米軍の動きが少し変わってきている。

(金子ときお・相模原市議)


'2004-3-15|HOME|