厚木の艦載機、また部品を落とす。しかも2件続けて



部品落下事故当日の艦載機駐機場。上はEA6Bなど。下はVFA102のFA18F(4月14日撮影)

4月14日に、厚木の艦載機から部品が落下する事故が続けて起こった。一つはEA6Bプラウラーで、富士方面の巡回飛行の最中に昇降用の「はしご」を落とした。厚木に着陸後、ないことに気付いたのだそうな。横田基地周辺自治体に入った連絡では、この「はしご」は長さ約1.2メートル、重さ6.8キロとのこと。

もう一つはFA18Fスーパーホーネットで、こちらは摸擬弾のフィンを落とした。大島沖の訓練空域への往復の途中でのことと思われる。

爆音だけでもとんでもないのに、さらに艦載機からの落下物が頭上に降ってくる恐怖が加わることを、米軍や日本政府はなんと思っているのだろう。部品の落下事故は整備不良の現れであり、さらに大きな事故に結びつく可能性が高い。

こんな重大なことが、きちんと厚木基地周辺自治体や住民に伝わっていないことも大問題だ。一つ一つの事故に、もっときちんとした対応をしないと、「国民の安全を守る」という言葉がむなしく響くだけだ。

(金子ときお・相模原市議、岡本聖哉・大和市議)


2005-4-15|HOME