三沢に厚木のホーネットが展開



三沢基地に展開した艦載機FA18(5月5日撮影)

キティーホークの艦載機が厚木から三沢に飛び、訓練を繰り返している。
「FA18の部隊が五月一日から九日まで三沢市の米軍三沢基地に滞在、天ケ森の三沢対地射爆撃場などで訓練する」(東奥日報 4.30)

この訓練について、5月4日付けの星条旗新聞は、三沢の海軍部隊指揮官の話しとして「参加機数は16機から20機で、戦闘攻撃機の訓練には空対空、空対地訓練が含まれる」「若手士官が第35戦闘航空団との共同作業や、天ケ森射爆場へのアクセスなどを経験する機会となる」と伝えている。

ホーネットは大部分は「日帰り」だが、夜間訓練を行う機体は三沢基地に「1泊」する、とのことだ。
5月4日午後、スーパーホーネットの編隊が、南向きに離陸した後、北向きに方向を変えて飛んでいった。空対空訓練のために直接日本海の空域に向かったり、爆撃訓練のために天ケ森射爆場に向かうことも十分考えられる。訓練終了後に三沢基地に着陸するというケースだ。

これまでも、艦載機が天ケ森射爆場での対地爆撃訓練を、三沢基地をベースにして行うことはよくあった。しかし、連日多数が飛来し、また夜間訓練の後に泊り込むというような「腰を据えた」訓練の実施は珍しいことだ。

(RIMPEACE編集部)


厚木基地を離陸するスーパーホーネットの4機編隊(5月4日撮影)


2005-5-5|HOME