宮城県警ヘリ、厚木基地でテスト飛行繰り返す


厚木基地滑走路上空を試験飛行で通過する宮城県警ヘリ。基地の外にまでスピーカの音が聞こえた

2月19日12時20分ころ、宮城県警のヘリが厚木基地に降りて、厚木基地内の日本飛行機の整備格納庫の近くで止まった。1時間15分後に離陸した宮城県警ヘリには、機体の下面に4本のスピーカーが取り付けられていた。

県警ヘリは何度も基地上空を旋回して、スピーカーのテストを行っていた。
神奈川県警のヘリが、厚木基地の管制圏内を通過するのは何度も見たことがある。しかし、東北の警察のヘリが、厚木基地で飛行を繰り返すのは初めて見た。


スピーカー4本を装備して、基地周辺や滑走路上空を飛ぶ宮城県警ヘリ

同日付けの朝日新聞神奈川版に、『米軍機の整備継続か 「岩国移転は困難」』という厚木の日本飛行機の再編後の動きに関する記事が載った。その中で同社の幹部が「今後民間機に力をいれていくためにも(中略)現在の場所の方が都合がいい」と語っている。
今回の県警ヘリのように整備などを行えば、その機体は必ず厚木基地の周辺を飛行する。民間ジェット機や自衛隊機の整備を日本飛行機が受注すれば、それが故の爆音が厚木基地周辺に響き渡るのは必至だ。

この日の昼前後、珍しく厚木基地の艦載機の動きはほとんどなかった。しかし、プロペラを8枚羽に換装したE2Cがテストフライトとタッチアンドゴーを行っていた。自衛隊機もP3Cがタッチアンドゴーを繰り返していた。

(RIMPEACE編集部)(写真は 07.2.19 撮影)


滑走路を逆走して離陸位置に向かうキティーホーク艦載機E2C(NF603)


基地に接する県道の上を通過してタッチアンドゴーを繰り返す海自のP3C


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