厚木の艦載機、またまた部品を落とす


第195戦闘攻撃飛行隊所属機の編隊飛行(大和市上草柳で1月10日撮影)


4月10日に、また厚木の艦載機が部品落下事故を起こした。事故を起こしたのは、第195戦闘攻撃飛行隊所属のホーネットだ。
50日足らず前に、スーパーホーネットがやはり部品を落としているが、今回の事故はさらに深刻な問題を含んでいる。

部品が無くなっているのに気付いたのが、翌日の飛行開始前のチェックだったという。落下事故を起こした当日の飛行後の点検では部品の落下が分からなかったのだ。こんなチェック態勢で住民の頭上に艦載機を飛ばしていることに怒りを感じる。

この機体は事故当日3回フライトを行っている。飛行後の点検に手抜きがあったということだ。
空母の修理が終わりに近づき、出港に向けて艦載機の訓練が激しくなってきているときだ。忙しい時に事故は発生する。普天間基地のヘリが沖国大に墜落したのも、強襲揚陸艦に載って中東の戦場に向かう直前のことだった。

同じ事を繰り返されてはたまらない。単なる部品落下事故では済まされない問題だ。

(金子ときお・相模原市議)


'2007-4-13|HOME|