空母帰港2週間でNLP通告
空母キティーホークが4ヶ月の任務航海から戻ってきたのは9月21日だった。それからまだ2週間しかたっていないのに、キティー
ホーク艦載機のNLP実施が基地周辺自治体に通告された。
硫黄島悪天候時は厚木、岩国、横田、三沢でNLPを行うという通告内容に対して、厚木基地周辺7市長と神奈川県知事は日本政府や米軍に
対して、厚木基地でNLPを実施しないよう、連休明けの9日にも要請する。
また、岩国市は5日中に中国四国防衛局や米海兵隊岩国基地などに口頭で、NLPで岩国基地を使用しないよう要請した。
長期の航海から戻ってきて2週間でNLP通告とは、これまでの空母運用でもまれなことだ。例年11月ころに行われている自衛隊との合同
演習のためか。ペルシャ湾など中東に空母を集中する流れの中で、来年夏の引退が決まっている老空母にもう一回ペルシャ湾への出撃が
命じられるのだろうか。
厚木基地では、NLP実施の前に艦載機の活動が多くなるが、今回もキティーホーク帰港の1週間後には激しい爆音が基地周辺住民の上
にたたきつけられている。
(RIMPEACE編集部)
キティーホークの甲板修理のためにテントが組み立てられている。
このままでは空母は任務航海に出られない(07.10.5 撮影)
'2007-10-5|HOME|