今年もオープンハウスは静かにできる
在日米海軍が厚木基地での、デモ飛行の中止を正式通告
  爆同などの運動が実を結ぶ

厚木基地の爆音のひとつ、毎年夏に行われる、基地のオープンハウス(基地開放)でのデモンストレーション飛行について、地元の厚木基地爆音防止期成同盟や第三次厚木基地爆音訴訟団、基地周辺の各自治体などが、中止を求めてきた。去る4月15日、神奈川県と厚木基地周辺7市の代表がデモ飛行を廃止するよう、米海軍司令官、厚木航空施設司令官、外務大臣、防衛庁長官、防衛施設庁長官宛に要請を行った。席上、米軍厚木基地から「今年は、警備上の関係から、基地開放そのものを実施するか否かについて、未だに決まっていない。」「しかしながら、基地開放を行うとしても、デモンストレーションフライトは実施しない」と回答があった。
 デモ飛行は激しい騒音と墜落事故の危険性から周辺自治体も反対していた。米海軍は昨年、地元に配慮して警備上などの理由以外で初めて中止した。昨年暮れ、在日米海軍司令官が地元の綾瀬、大和両市長との会談で、飛行中止を継続する考えがあることを伝えていた。

(金子ときお)






99年9月の厚木基地のエアショー。デモフライトが行われた。

'2002-4-23|HOME|