スーパーホーネットの厚木配備と、防衛施設庁の対応


  厚木基地へのF18スパーホーネットの配備が11月に行われることが 外務省から正式に発表された。
 10日日米地位協定室が「貼り出し」を行い、関係自治体に通知した。 スーパーホーネットの配備については、今夏以来うわさされ、9月24 日にはF14 トムキャットの部隊が本国に帰還、いつ配備されるか注 目されていた。
 F18スパーホーネットは従来のF18Cより出力も35%アップ、 機体も大きいため騒音被害が懸念されている。
 厚木基地周辺の住民や自治体に配備反対の声が高まっており、私の所 属する相模原市基地返還市民協議会でも8日に米海軍厚木基地司令官と 防衛施設庁、外務省に申し入れに行った。防衛施設庁ではこの時(8日 の申し入れ時)「まだ米軍からは連絡がない」としていたが、翌日には 連絡があった訳で、ひどい情報操作だ。
 今回配備されるのはF18スーパーホーネットのF型 13機。総選 挙後にでも来るのかと思われる。(選挙前では自民党の批判票になって しまうか!)。
 厚木基地周辺では厚木基地爆音防止期成同盟や第三次訴訟団が配備反 対の運動を展開しており、2日にも抗議集会と座間防衛施設局への申し 入れを行った。

金子ときお(相模原市議)


座間防衛施設局(左)への申し入れを行う厚木基地爆音防止期成同盟、第三次訴訟団
以下に外務省の貼り出しを掲げる。
  (貼り出し)

厚木飛行場における米海軍飛行隊の交替について

平成15年10月10日
北米局日米地位協定室 

1. 9日(木)夕刻、米国側より、去る9月24日に厚木飛行場から離日し、米本国へ帰還したF−14航空機(トムキャット)からなる第154飛行隊の代替として、F/A18−F航空機(スーパーホーネット)からなる第102飛行隊を11月以降厚木飛行場に配備する旨決定したとの通報があった。
    米国側によれば、米海軍は耐用年数を迎えているF―14航空機を全世界的に逐次退役させ、最新鋭のスーパーホーネットと交替させている由である。

2. わが国政府としては、厚木飛行場における航空機騒音問題が深刻であることを踏まえ、10日(金)の午前、米国側に対し、周辺住民に出来る限り配慮し、厚木飛行場の騒音規制措置の遵守について改めて申し入れを行った。これに対し、米国側からは、改めて出来る限り周辺住民に配慮すると共に、厚木飛行場の騒音規制措置については引き続き遵守していく旨回答があった。わが国政府としても、引き続き厚木飛行場における騒音の影響をできる限り軽減するため最大限の努力をしていく考えである。

(本件貼り出し問い合わせ先:日米安全保障条約課日米地位協定室  内線電話2481番  担当官 木村事務官)


'2003-10-12|HOME|