質問1:緊急車両の基地内通行を 

  9月市議会の発言・成果から(2)


 相模原市議会の3、6、9、12月に開かれる定例議会、毎議会の一般質問で必ず基地問題を取り上げてきたが、その発言内容と成果を報告する。長いので項目ごとに分割して掲載する。議会のやり取りは質問と回答、往復3回なので全文については議事録が出来たら(11月下旬)相模原市議会のHP に載るのでそちらを参照されたい。 以下は9月定例議会、9月26日の発言その(2)『緊急車両の基地内通 行を』の部分。
 私の質問に答えて、小川市長は緊急車両(消防車、救急車など)の基 地内通行が認められた。二年前に議会で問題提起して、9・11などで 遅れたが、やっと実現したもの。 翌日のマスコミ各誌が取り上げた。神奈川新聞は一面トップの扱いだっ た。議会での取り組みの成果である。

質問1:緊急車両の基地内通行を
 まず、基地内の緊急車両の通行で伺います。2年前の質問で、市内米 軍基地の緊急 車両の通行を取り組むように要請しました。そのときは前向きな回答で 期待したので すが、その後、9.11事件があり、米軍のガードが硬くなり、一時頓 挫していた、 こんな状況だと思います。相模補給廠の厳重な警戒態勢も解除されてい ますし、沖縄 でもテロ事件以後、最近嘉手納基地の緊急車両の通行が実現しました。
 そこで、質問ですが、本市米軍基地内の緊急車両の通行の取り組み経 過と現状をう かがいます。そして、一歩進んだ取り組みとなっている、先行している 沖縄県内の米 軍基地の緊急車両の通行の取り組み状況、同時多発テロの前に3基地 で、そして最近、 嘉手納でと実現したように伺っていますが、先行する沖縄の状況をうか がいます。
 次に、緊急車両の通行問題で本市はキャンプ座間と相模補給廠の2基 地を取り組ん でいると思います。私は相模原住宅基地も含めて3基地すべてで取り組 むべきと思い ますが、市長の見解を伺います。

小川市長答弁(要旨)
●平成13年(2001年−編集者注)1月の日米合同委員会で、緊急 車両の米軍基 地内の通行が基本合意されたのを受け、同年9月、本市は相模総合補給 廠とキャンプ 座間について申請を行い、現地米軍と協議を進めてきた。米国での同時 多発テロとそ の後のイラク戦争で米軍基地の警備態勢などが強化され、協議が難行し ていたが、調 整を続けてきた。その結果、本年9月、米軍から協定締結に向けた協議 再開の申し入 れがあった。現在、具体的な協議を進めている。
●沖縄では、平成13年7月までに、3つの米軍基地で実現していた が、本年9月に 嘉手納基地でも緊急車両の基地内通行に関する協定が締結され、合わせ て4つの基地 で実現している。
●市内の3つの基地について、時間短縮の効果を事前に調査した →4 面へ結果、相 模総合補給廠とキャンプ座間については効果が認められたので、両基地 について、基 地内通行の申請を行った。平成15年度内に協定を締結できるよう努力 していきた い。

* 以下は2問目の回答で現在閉鎖されている第3ゲートの改修工事を 米軍が米国予算で行うとあった。その第3ゲートの写真です。



(相模原市議 金子豊貴男)

'2003-10-18|HOME|