たむらじゅんげんの たちばなし
▼造成しても完売が見込めない…そんな需要予測で事業の見直しが始まって2年、愛宕山開発のピンチに追い打ちがかかった。防衛施設庁の埋立て土砂買い取り価格が製造原価より安く、逆ざやが出るからだ。国の言い分は「市場価格優先」
▼国は愛宕山開発から総額470 億円の土砂を買い、岩国基地滑走路沖合移設事業を進めている。( 県・市の要請) で工事を進める山口県住宅供給公社はその売り上げと借金の計851
億円で新しい町作りを進めている。
▼今搬出している土砂1立米当たりの原価は2995円、国に売る単価は2150円、つまり今回の契約総量190 万立米だけで約16億円の赤字が出るのだ。採掘現場が団地に近く、大掛かりの発破が出来ず掘削経費がかさむのが理由とか。
▼団地は元から有ったのに、十分な土質調査もやらず移設事業だけが至上命題で急いで着工したのが原因だ。その上造成した用地が売れないとなれば結局、厚木の米軍を受け入れる基地を市民の税金で作る事になる。
(「おはよう愛宕山」2004年8月8日号より)(田村順玄・岩国市議)