「米海軍厚木基地機能の岩国移転に反対する要望決議」
岩国市議会が可決


 在日米軍の再編問題で、米海軍厚木基地に駐留する空母キティーホーク艦載機の部隊「 第5空母航空団」を岩国へ移転させる動きについて、その基地がある街の岩国市議会が6 月23日、全回一致で反対決議を可決した。

 岩国基地には現在、米海兵隊の航空機部隊FA18ホーネットやAV8Bハリアーなど 最新鋭の航空機60機以上が配備され、市民に昼夜を問わず爆音を浴びせかけている。  これまでも岩国は、沖縄・普天間基地の空中給油機KC130ハーキュリーズの移転容 認や、テロ後の緊急措置として大型ヘリCH53Dの配備がなされてきたが、ともかく米 国の日本における軍事戦略の「はきだめ的存在」で新たな基地機能の押しつけが続いてき た。

現在進行している「再編」についても国は、厚木基地の騒音対策や硫黄島に換え実施 させたいNLP(夜間離発着訓練)施設の確保、沖縄・普天間基地機能の負担の軽減など 今回の再編構想で「岩国」抜きの企画は立たず、こうした思惑を実現させるための中心に この岩国基地を据えてきた。

 国は二千四百億円の巨費を投じて進めている「岩国基地沖合移設事業」を、まさにこれ ら国の思惑を実現できる絶好の受け皿と位置づけ押しつけを強行しつつあるのだ。

 「再編問題」で岩国基地へ新たな基地機能の強化が取り沙汰された最近、この事態が現 実になった時の影響を危惧する声が周辺の自治体から大きく上がりはじめた。折から開催 中の自治体議会も岩国周辺の自治体議会は勿論、行政枠を超えた広島県でも、県知事や広 島県内の首長、飛行コース直下の議会が軒並み、決議や意見書採択、要請行動などを強め ている。

(岩国市議・田村順玄)


岩国基地に配備されている、海兵隊のFA18戦闘攻撃機(05.6.21 撮影)


2005-6-26|HOME