「岩国基地開放デ−」報告



自衛隊や米軍の大型機も展示されていた、岩国基地の「開放デー」 (5月5日、ピースリンク撮影)


 米海兵隊岩国基地が5月5日、「子どもの日」に「フレンドシップデ−」と言う恒例行 事で開放された。航空機マニアは事前のデマ報道で「ステルス機の展示がされるかも」と言 った期待か、数日前から滑走路北側の堤防土手にカメラの砲列が並んだ。

 そして開放日の今日5日、今や中国地方だけではなく全国各地から見学者が訪れ、主催 者の発表では27万人が集まった。(しかしどう見ても15万人くらいか?)

 駐機場には国内の米軍や自衛隊・在韓米軍基地からの軍用機約30機が展示され、目玉 のブル−インパルスによるアクロパッド飛行や厚木からの艦載機ス−パ−ホーネットのデモ 飛行が披露された。しかしマニアが期待したステルス戦闘機の展示はやっぱり無く、特に 目新しい企画は見られなかった。

 つい先日配備された海上自衛隊のUS−2対潜哨戒機や、嘉手納基地から来たMC130 特殊作戦支援機なども展示されていた。

 開場に併せ毎年の行動、「ピ−スリンク広島・呉・岩国」の仲間が約20人で正門前に 集い街頭宣伝とチラシ配付を行った。また「住民投票の成果を活かす岩国市民の会」の仲 間も共同し国の醜いイジメ政策の実態をチラシで訴えた。

 全体として、基地側兵士の金儲け行事に変身し展示飛行を行う滑走路最前列はこれまで 自由だったエリアを全て有料席にして膨大な代金を巻き上げたり、場内に店を出している 業者からはリベ−トを18パ−セントも取るなどという実態が明らかになった。

 帰りの行列では、基地内相場の倍はする値段のピザの箱を手にした人数が相当目だった。税 務署は消費税を払っているのか、調べてほしいくらいだ。ともかく、束の間の基地解放デ −狂詩曲の一日だった。          

リムピ−ス岩国  田村 順玄 (岩国市議)



'2007-5-5|HOME|