ハーベスト・ホークのキット、岩国には回らず
空対地ミサイルを発射する、KC130「爆撃機」(AV-Plan 2015 より)
爆撃キットをつけてKC130を爆撃機化するハーベスト・ホーク計画は、4年前の海兵隊航空計画2011では9セットのキットを導入し、3つあるKC130飛行隊にそれぞれ3セット配備する
というものだった。
今回の計画(AV-Plan 2015)では、海兵隊が獲得したキットは3つ減の6セットで、米本土の2つのKC130飛行隊に3セットずつ配備された。つまり、普天間から岩国に移動したVMGR−
152には「爆撃機変身キット」は、割り当てられなかった。
アフガン戦域での必要性をもとにハーベスト・ホーク計画は進行したが、アフガンからの撤退方針とともに計画の規模が縮小されたようだ。当面、岩国へのKC130爆撃機の展開は遠ざかった
と見ていいだろう。
(田村 順玄 岩国市議・RIMPEACE共同代表)
岩国基地配備のKC130J。一目で6機は見える。(2014.11.3 読者撮影)
2014-11-12|HOME|