岩国にオスプレイ5機


岩国基地の駐機場に並ぶ5機のオスプレイ。中央の1機が米本国のVMM−166所属機(2016.3.9 戸村 良人 撮影)

3月7日に、近海にいる強襲揚陸艦から岩国に飛来して、その後横田に向かったVMM−166所属オスプレイ2機の中の1機が、8日に横田を飛び立ち岩国に着陸した。
2日に普天間から岩国に飛来してそのまま居座っているVMM−265所属のオスプレイ4機と合わせて、5機のオスプレイが岩国基地に駐機中だ。

横田には8日に3機目のVMM−166所属オスプレイが飛来していて、現時点で横田に2機、岩国に5機のオスプレイが展開している。
本国から強襲揚陸艦ボクサーに載って任務航海中のオスプレイ3機が、横田と岩国に分散して展開したのは、基本的には日本の航空基地への慣熟が目的だろう。ただ、朝鮮半島有事の際に日本海に展開した強襲揚陸艦で、ハリアーやAH1コブラが揚陸艦の甲板を広く使えるように、初期の攻撃作戦実施の前にオスプレイを半数以上岩国や横田に降ろして待機させる、ということも考えられる。きな臭い慣熟訓練を、ボクサー艦載のオスプレイがやっている、という見方もできる。

(田村 順玄・岩国市議・RIMPEACE共同代表)


3月2日に普天間から岩国に飛来したVMM−265所属のオスプレイ4機(2016.3.2 戸村 良人 撮影)


2016-3-9|HOME|