新型ホークアイ飛来、岩国に配備


5機編隊で岩国基地上空に現れたE2Dホークアイ


岩国基地滑走路に着陸し、駐機場に向かうE2D

2月2日午後3時半すぎに、5機編隊のE2D早期警戒機が岩国基地に飛来した。1月4日に中国四国防衛局長が岩国市長などに説明(発表は翌5日)した、ホークアイの最新バージョンだ。

現在第5空母航空団にいるE2Cと今回飛来したE2Dの部隊が、厚木と岩国に数か月併存することになるが、これは実質的に艦載機岩国移駐の先取りだ。

(田村順玄・岩国市議・RIMPEACE共同代表)(2017.2.2 戸村 良人 撮影)


駐機場に向かうE2Dの600番


駐機場に並ぶ5機のE2D


報道資料



○ 米海軍は最新の早期警成機でるE-2D先進型ホークアイが、2017年2月に第5空母航空団の一員として、日本への前方展開海軍戦力に加わる旨、本日発表しました。

○E-2Dを運用する第125早期警戒飛行隊は、旧型機であるE-2Cを運用する第115早期警戒飛行隊と交代し、米海兵隊岩国航空基地に前方配備されます。バージニア州ノーフォークから来日する第125早期警戒飛行隊は、先進型ホークア イヘの機種変更をした初の飛行隊です。

○また、米海軍は米海軍厚木航空施設から米海兵隊岩目航空基地への第5空母航空団の固定翼機部隊の移駐を、段階的に開始する予定です。この移駐は、在日米軍再編の一環として、2006年5月1日付の安全保障協議委員会文書(再編の実施のための日米ロードマンプ)の指示に従つて実施されるものです。

○ 日本に配備されている第5空母航空団の固定翼機の段階的移駐は、日米両政府間で合意した予定に沿つて行われます。移駐は、2017年後半に開始される予定です。

○第115早期警戒飛行隊は2017年夏に米海軍厚木航空施設を後にし、将来予定 される新機種への移行の為、カリフォルニア州ポイント・ムグにあるヴェンチュラ 郡海軍基地へと向かいます。

(中略)

○E-2Dは、長きにわたり運用されているE-2ホークアイ早期讐戒機の最新の派 生型航空機であり、長距離レーダーや電子通信能力を用いて、戦域の監視や、他の味方部隊の探知可能範囲外にある脅威を探知します。

○先進型ホークアイの一連のシステムは、ホークアイが艦隊のデジタル指揮統制室としての役割を担うことを可能とし、機内のデータ解析サブシステムを通じ、戦略写真を記録収集し、指令センターやその他の部隊への通知を行うことが可能です。E-2Dの新しい特徴には、機械式および電子式捜索の両方が可能なA/N一APY 9レーダー、総デジタル表示の戦略コックピット、改良型ミッションコンピューターや改良型データリンク能力が含まれます。

○E-2シリーズ初の航空機は1964年に運用が開始され、ホークアイは米海軍の空母艦載機の中で最も運用期間が長い航空機となっています。


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