岩国基地でスーパーホーネットが着陸トラブル
アレスティング・フックをワイヤーに引っ掛けて急停止したFA18Eスーパー・ホーネット
12月18日午後1時42分、空母艦載機スーパーホーネット1機が白い煙を出しながら着陸した。滑走路には緊急車両が出動し機体は暫く動けなくなった。
着陸後に緊急車両が動き出したことから、インフライト・エマージェンシー(飛行中の緊急事態)ではなく、着陸後のトラブルとみられる。
着陸した機体はパンクした模様で、滑走路はそのまま閉鎖された。
この閉鎖で11機のFA18ホーネットも福岡県の築城基地に代替着陸する事態になった。13時45分に着陸予定の羽田発全日空機も岩国錦帯橋空港に着陸できず、広島空港に振り替え着陸した
。そのため折り返しで14時25分出発予定の羽田行きは欠航した。
さらに16時5分到着予定の那覇発沖縄便は大幅に着陸が遅れた。
岩国基地の米軍機トラブルによる空港閉鎖は今回だけではない。今年8月1日にもパンク事故で空港閉鎖となり、民間機の欠航が生じた。軍用空港での民間機運用はこうして閉鎖の事態が開港後
数回起っており、
たまにしか空港を使用しない市民にとっては大きな迷惑な話だ。
ましてや岩国基地の米軍機は、11月のホーネット墜落事故と今月6日の海兵隊ホーネットと空中給油機の墜落事故は6名が死亡する大事故を起こしたばかりで、いつ市民が巻き込まれる事故が
起きないとも限らず、市民は大きな不安を感じている。
(田村 順玄・RIMPEACE共同代表)(18.12.18 戸村 良人 撮影)
緊急車両が駆けつけて、滑走路上でトラブル機を点検
2018-12-19|HOME|