レーガン艦載機のFCLP,CQ実施通知、岩国市に


岩国市に通知があったFCLP、CQの期日など

5月12日、レーガン固定翼艦載機のFCLP(Field Carrier Landing Practice)とCQ(Carrier Qualification)の実施が岩国市に通知された。市の 報道発表の主な部分を抜粋する。


通知時の岩国市からの確認事項

これまでと比べてFCLPの期間が長いことに対する確認に、防衛省側の答えが以下のとおりだった。

訓練実施の艦載機部隊を二つに分けて、第一グループがFCLPとCQを続けて行うとのことだ。CQが終われば空母に載れるので、第一グループが先に空母に載り、そのあとに第二グループ が硫黄島に移動してFCLPとCQを行う、ということだろう。
部隊を硫黄島に隔離して、そのまま岩国に戻らず空母に乗せれば、ウィルスに感染する機会がなくなる、という狙いだ。

硫黄島は空自が展開する基地で、空母艦載機部隊が滑走路や基地設備の使用に際して、また食事や物資補給に際して、全く自衛隊員と接触しないことが可能なのだろうか?
米軍部隊が完全に硫黄島を占拠して、逆に自衛隊員を隔離するのに等しい状況にしないと、空母乗艦後のCOVID−19蔓延防止はむつかしくなるのではないのだろうか?

空母を日本に配備しているからこその問題点が、また一つ出てくるのではないだろうか?

(RIMPEACE共同代表 田村 順玄)


岩国市に聞かれて初めて答えた、FCLP実施中の動きの数々


2020-5-12|HOME|