艦載機岩国移駐半ばでも飛行機数激増


岩国基地における、18年1月と17年1月のジェット戦闘機の飛行機数比較

昨年11月末のスーパーホーネット部隊などの「半数移転」で、岩国を離陸する機数がどのように変化したのか? 昨年1月と今年1月の飛行機数を、われわれのキャッチした情報をも とに集計してみた。

昨年1月にはF35Bの岩国での飛行が半ばから始まった。だから、F35Bの飛行機数を比べれば、一か月フルに飛行している今年の1月のほうが多いのは、当然と言えば当然だ。
海兵隊所属のF18ホーネットは、昨年と今年の比ではあまり変わっていない。

激増したのは、「半数移転」してきた艦載機だ。上表でNFと表記してあるのが艦載機の部隊だ。
VAQ−141は電子戦機EA18Gグラウラーの部隊、VFA−195、VFA−115は戦闘攻撃機F18Eスーパーホーネットの部隊だ。そしてVFA−27は今年の1月時点で は厚木に残っていたスーパーホーネットの部隊だ。

まだ「半数移転」だった1月の時点で、月間約300機の飛行機数増が記録されている。艦載機全部が移転した段階で、飛行機数がさらにさらに跳ね上がり、基地周辺住民に降り注ぐ 航空機の爆音がどんな悲惨な事態を引き起こすのか。
恐るべき事態がすぐそこまで迫ってきている。

(RIMPEACE共同代表・岩国市議 田村 順玄)


2018-4-7|HOME|