米韓合同演習フォールイーグルは3月初めから約1ヶ月の日程で行われた。
参加した空母はカールビンソンに変わっても、岩国基地の役割は変わらなかった。
3月21日の上陸演習が1ヶ月の演習のハイライトだったが、その直前の米軍の布陣は上図の通りと推定される。「上陸地点から沖合いに佐世保の揚陸艦ジュノーが見えた」「空母は水平線の向こうに位置し、艦載機が支援する」と、この演習を報じた各紙のWEBページに載っていた。
上陸Dデーの前の3月19、20日に、空母のさらに東側に空中給油ポイントが設けられ、普天間基地所属のKC130が岩国基地から繰り返しこのポイントに向かった。岩国の海兵隊FA18戦闘攻撃機が、いったんこの給油ポイントに向かった。その後、上陸地点周辺での防御網の破壊のために、ポハン上空に向かったと推定される。
21日の上陸演習当日には、岩国からこの方面への飛行は行われず、近接支援は空母艦載機が担当したと推定される。Dデー以降の岩国の海兵隊機は、FA18が四国沖の訓練空域などに向かい、EA6B電子戦機はオレンジルートやブラウンルートでの低空飛行訓練も行っている。
(RIMPEACE編集部)