広島県が2000年11月末に発表した,県内の低空飛行の目撃データとブラウンルート、567エリア(対地攻撃訓練エリア)
を重ねてみた。
圧倒的に多い芸北町の目撃例は米軍海兵隊機の567エリアでの飛行に対応する。隣の大朝町も567エリアからはみ出したか、 岩国基地との往復の際に飛行したと見られる。
これに対して、君田村や作木村の目撃例は低空飛行のブラウンルートに対応している。
ブラウンルートの西端が両村の南部にあたるからだ。これまでのリムピースの監視記録と完全に一致するわけではないが、 われわれのつかんだブラウンルートの飛行回数と月別の目撃回数にはほぼ同じ傾向が見られる。(田村 順玄)