岩国基地を離陸する航空機の飛行記録をまとめ、7年目を迎えた。95年度以来毎年、1年間の飛行記録を公表しているが、このたび2001年4月から本年3月までのデータ整理が完了したのでその実態を公表した。
2001年度の飛行状況の特徴として、以下の点が指摘できる。
1.年間総飛行回数が激減した。主な理由はFA18の飛行回数が2000年度より1000機以上減少したためだ。
下図の部隊別駐留状況を見ると、通常3個飛行隊が常駐するFA18が、平均すると2個飛行隊も常駐していなかったことがわかる。
これも、部隊がアフガニスタン関連で派遣された影響だろう。
2.AV8Bハリアー、EA6Bプラウラーとも飛行回数が増えた。岩国に部隊がいた期間が長かったためだ。
3.艦載機の飛行回数は激減した。キティーホークが長期の航海を2回も行い、日本近海にいなかったことの影響だ。
4.空軍機の飛来が昨年比5割の増となった。ただしこの主な原因は9月以前の戦闘機の飛来が多かったためで、対テロ戦と直接の関係はないようだ。空軍の輸送機については、9月以降、00年度と比べてグアムや米本土に向かう大型機が増えている。
5.岩国にいた海上自衛隊P3Cの部隊が昨年度に解体された。自衛隊機の減少はほぼP3Cの昨年度の飛行回数に相当する。
岩国市議・田村順玄
