岩国基地の海兵隊機が、ブッシュ大統領の極東訪問期間中に兆発ともとれる動きをした、といううわさが流れている。
ブッシュ米大統領は2月に日本、韓国、中国を歴訪した。その間、国家緊急事態空中指揮機(NEACAP)E4Bが嘉手納基地に飛来し、待機していた。2月16日に嘉手納に飛来し、飛び立ったのは22日、大統領の滞在期間と一致する。これは、大統領が動くたびに繰り返されるいつもの動きだ。
うわさによれば、岩国基地でもっと生臭い動きがあったということなのだ。海兵隊の電子戦機EA6Bが5機、本年1月初めに久しぶりに岩国に配備された。このEA6Bが、大統領の訪問期間中、連日38度線近くまで飛んでいたらしい。岩国の海兵隊機の飛び方が急に増えたのは2月18日、日米首脳会談が東京で行われた日だ。羽田からソウル、ソウルから北京、北京からの帰途と大統領搭乗機を地対空ミサイルからまもるために電子戦機が出動した、というのなら、あんなに何機も飛ばすことはない。
もしうわさが本当だとすれば、それは韓国訪問と対をなす「北に対する力の政策」の表れだろう。電子戦機はミサイル基地の破壊を主任務とし、攻撃開始の先頭バッターを務める。また、第一撃を加えようとする戦闘攻撃機に「電子の網」をかぶせて、対空ミサイルから守る。そんな機体を毎日4機も5機も38度戦の近くに飛ばしたら、米軍はいつでも攻撃しますよ、という兆発に他ならない。それを在日米軍基地に駐留する海兵隊機がやったと言うのなら、これはただ事ではない。"Axis of
evil" というブッシュ大統領の言葉のウラには、在日米軍を使った脅しまで含まれている、と考えなければならない。
2月23日を境に、岩国基地から飛ぶ海兵隊機の数は激減した。大統領のスケジュールに合わせた海兵隊機の演習もしくはパフォーマンスだったとしたら、その行き先もうわさどおりだった可能性もある。
RIMPEACE編集部
