
普天間基地から岩国基地への移駐が画策されている米海兵隊所属の空中給油機KC13
0は、96年10月から11月に行われた米韓合同演習フォール・イーグルで、岩国から多数発進した。岩国基地から飛んで空中給油を行ったKC130の行き先は、主にR13
4という名前の付けられた米軍の訓練空域だった。このR134には、岩国から海兵隊の
戦闘攻撃機も多数飛んでいた。この演習期間中、これらの戦闘攻撃機はこの空域で空中給
油を行い、佐世保の揚陸艦が集結した浦項(韓国東海岸)付近での演習に、空からの攻撃
任務を帯びて出撃していった。空中給油は、戦闘地域から離れた安全な空域で行われる。
しかし、総合上陸演習が行われた11月5、6日には、岩国から飛んだKC130は浦項
沖まで進出している。演習のシナリオの中に、この日までに攻撃側が上陸地点付近の「制
空権」を確保して、空中給油機が進出するということが含まれていたのだろう。岩国に移
駐が計画されているKC130が「朝鮮半島有事」の時に、どんな動きをするのか推測さ
せるものだった。