1999.5.14 たちばなし
初心忘れず二期目のスタート!
連休も終わって、いよいよ本格的に市議二期目の仕事がスタートした。と言っても、20日の臨時市議会が終わらなければ、議長や各議員の委員会所属など役割が決まらない。
四年前、初めての臨時市議会で終わったのが午後10時を過ぎていたのを思い出す。
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ともかく基本は「民主的に」。それから後は「数」の世界。話合いやこれまでのルールにのっとり、一つずつ決めていく。結局は夜中になるのである。
各会派の勢力分野が出そろった。三人以上でなければ「会派」とは呼んでもらえず、私は一人で従来通りの「リベラル岩国」を続けることにした。
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自治労の同じ組織内議員・須古山口市議も一人。自分の方針や方向性は特に変化してはいないのだが、周囲の状況が変化して、いわゆる「護憲派」といった勢力が小さくなった形だ。
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選挙前に、百回に達した「おはよう愛宕山」のコラムを本にした。「100回のたちばなし」中々好評で、ぼちぼち「読みたい」という声が掛かっている。
自分自身、この中で書いた四年間のテーマを丁寧に読み返し更にこれからの仕事のヒントとして結び付けていきたい。
初心忘れず!の原点である。
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「リベラル岩国」の拠点が又引っ越した。最初に書いた「数」の都合で、三年前までいた青少年課へ行く途中の部屋があてがわれた。情報第一、ぜひお気軽に声をかけて頂きたい。
これからもがんばります。
1999.5.21 たちばなし
臨時市議会を終えて 本田議長誕生!
改選後初めての市議会が昨日開かれた。定数が二名減り、加えて新人議員九名という中で、二期目を迎えた筆者も責任重大。会議に臨んだ。改選後の議会はすべてが白紙。まず議長と副議長を選出し、それから各委員会への議員の所属や他の役回りを決めていく。
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しかし、その「議長」を誰にするかで会議は難航するのである。幸い、今回は多数会派に同調できる多くの議員がまとまり本田嗣郎議員が選ばれ、第45代議長と決まった。
本田新議長とはこれまでも、議員活動では共同して行動することも多く、支持する形で会議に参加した。
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条例により、これから一年間の常任委員会の所属も決まり、私は建設常任委員会へ所属することになった。一期目四年間で全ての委員会を経験しているので、今回も与えられた委員会で全力を尽くす。
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近年、その負担金が十二億円を越えた岩国地区消防組合も、この組織の議会に岩国市議会から六名が参加する。
多くの岩国市職員が出向している消防組織について、私も役割を持ちたいと希望して選挙に臨んだ。お陰さまでその一員に加わることが出来た。
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「リベラル岩国」の拠点が又引っ越した。最初に書いた「数」の都合で、三年前までいた青少年課へ行く途中の部屋があてがわれた。情報第一、ぜひお気軽に声をかけて頂きたい。
これからもがんばります。
1999.5.28 たちばなし
市長は、やる気まんまん!?でも…スタッフは?
四年ごとの選挙が終わって、とりわけ今年は八年ぶりの市長交替で気分一新。議会も入れ替わって全てが新しいスタートだ。マンネリの行政には、やはりこういう節目はあった方がいいようだ。職員もそれなりに緊張感が走る。毎年、フロッピーに入っている文書の日付だけ入れ替えるような仕事に少し変化がつく。
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先日、市労連と市長の初めての交渉が開かれたそうだ。あらかじめ、組合が新市長に出していた要求書に添って交渉が進められたが、旧態依然の形式的な文書回答と、まだ新鮮さの残る当日の市長回答にかなりの隔たりがあり、会場は少し混乱したという。相当意識しなければ流れと言うものは変わらないものなのだろう。
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6月7日からは市議会定例会も始まる。9名の新人議員も恐らく一般質問をされるであろうから、こっちの舞台も楽しみだ。私も、一期目4年間16回全てで質問に立ったが、やはりこれからは改めて新市長の方針を伺わなければならない。課題はいくらでもあるが、その回答がやはりこれまでの議事録と殆ど同じでは意味がない。
やはり、新しい市長のカラーがそこに幾らかでも出てきてほしいものだ。
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そしてもう一つは、折角前向きの答弁が出る…という期待があっても、「市長それは・・」という行く事務方のブレーキで又後ろ向きに、そんな答弁は期待したくない。やはり、再質問での答弁を期待しよう。
られたが、旧態依然の形式的な文書回答と、まだ新鮮さの残る当日の市長回答にかなりの隔たりがあり、会場は少し混乱したという。相当意識しなければ流れと言うものは変わらないものなのだろう。
かれこれ8年以上も前の話である。先頃勇退された貴舩前市長が選挙前の個人集会で言っておられた事を思い出す。「岩国市内にはTの字型の交差点が多すぎる。」
意識してみるとたしかにそうだ。市内の大きな交差点のあちこち、Tの字である。せっかくスムーズな車の流れがここで止まる
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平田から恵比寿に至り、国道188号に取りつく県道もそうだ。もし、そのまま突っ切って南岩国5丁目方面に県道の流れをつなげば、塩浜団地方面の出入りも随分楽になり、又この付近の朝夕の渋滞も相当緩和されるハズである。
勿論、都市計画の長期的な方向は定まっており、何時かは理想的な道路も出来るのだろうがともかく今の間には合わない。
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市内の道路の特徴のもう一つに、防衛施設庁の補助事業で改良した道路(市道)が多いということがある。
川下や今津で目立つが、昔の水路を蓋架けした道路などだ。
県は防衛の補助で道路の工事をしていない。だから市内の県道は市道よりもさらに悪い。
山口に比べて際立つ差だ。
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ともかく、防衛の補助を受けて取り敢えず幅員を広げた。しかしそのルートが国道や県道とどうつながろうと、取り敢えず言ってはおれない。道路の周辺に家が張りつく。又道路が混雑する。そんな繰り返しで、町が大きくなってきた。これも幾らかは、基地の町の弊害だったのかもしれない。
米軍機の事故が相次いでいる。その度に、厳しい追求もせず曖昧に矛を納めて、又次の事故に遭遇する。飛行の直下で生活をする市民には、危険この上ない話である。
昨日昼前、島根県の石見空港に岩国基地海兵隊のFA18ホーネットが緊急着陸した。詳しくは判らないが何かのトラブルであったのだろう。
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着陸したホーネットは、ここ最近の一連の事故の恐らく同じ部隊である。昨年はオーストラリアで、1月には高知沖で、3月はアラスカと連続して墜落事故を起こしており、とりわけ高知沖の事故は空中給油中の事故では?と言われている。
基地側は未だに、その事を否定もしないし回答も留保している。なにかあった事は間違いない。恐ろしい話だ。
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石見に着陸したホーネットの本当の意図は何だったのだろう?。地元では、軍事利用は絶対に認めないという約束があるそうだ。確かに、米軍機は98年中に七百十九回も国内の飛行場に着陸しているが、石見は使ってはいない。この時期に…と疑いたくなる。ガイドライン絡み見え見えの着陸では無かろうか。
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着陸したホーネットは恐らく「567エリア」と呼ぶ浜田付近の陸上に設定された訓練空域に飛んだのだろう。昨年度この空域へは千回近い飛行が確認されている。それが、燃料不足などという理由の着陸なら許せない。防衛施設局の「事故扱いはしていない」という情報もまた米軍と共犯である。