岩国基地はキーンスウォード演習開始に向けて準備中

(2000.10.7 星条旗新聞)
ウェイン・スペクト星条旗新聞三沢支局長
11月2日から18日に行われるキーンスウォード演習の最中に、岩国基地は「別の国」の役割を演じる。
80人の海兵隊員が演じる日米の市民は、岩国基地が演じる「仮想の国」に集合し、それから日本国内の安全な場所に空輸されるシナリオだ、と在日米軍スポークスマンは語った。非戦闘員避難訓練は、二国間の協力関係を拡大するいくつかの試みの一つだ。1986年から始まったキーンスウォード演習では、6回目の試みだ。
スポークスマンによれば、日米両軍による大がかりな海上救難訓練もこのキーンスウォード演習のなかで行われる。米空軍、海兵隊、沿岸警備隊所属の20機ほどの航空機が、日本西方海域で行われる訓練に参加するだろう。
大勢の被災者の救助訓練も、この16日間の演習の中で行われる。
海上救難訓練は、山口県、福岡県、長崎県沖の日本海で行われると海自の担当者は述べている。公海上で米軍のパイロットと水兵が救命ボートで漂流している、という設定になろう。「漂流者」に扮するのは、米空軍や自衛隊のパラシュート救助隊員や、沿岸警備隊と海兵隊の水中救助隊員だ。
海自のP3Cが救命ボートを発見し、自衛艦やヘリ、救難飛行艇に救助を命じる。その後の医療措置のために、救助された人達は岩国基地に運ばれる。
救難訓練に参加する米軍機は、嘉手納基地の救難ヘリHH60、岩国基地の海兵隊救難ヘリHH46、ハワイから岩国に展開する沿岸警備隊の輸送機C130などからなる。
岩国の海兵隊員は、空自や陸自の隊員とともに、「仮想の国」の出入りや安全をチェックする。
横田のC130輸送機と、日本のヘリや輸送機が、280人の市民を築城基地に「避難」させる。
「日米合同演習はひんぱんに行われているが、非戦闘員避難訓練、海上救難訓練、災害救助訓練が同時に行われるのは、今回のキーンスウォード演習が初めてだ。これまでの二国間演習の中で最も素晴らしい指揮統制訓練が行われるだろう」と在日米軍広報官は述べた。


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