二機目の日の丸オスプレイ、木更津に飛来
木更津基地着陸直前の陸自オスプレイ二号機
木更津基地滑走路の真ん中に着陸した陸自オスプレイ(JG 91701)
予定より5日遅れて、2機目の日の丸オスプレイが7月16日午前、木更津基地に飛来した。9時13分に岩国基地を離陸、木更津着陸は11時6分ころだった。2時間足らずで岩国から
木更津に飛んでくる。10日に飛来した1号機とほぼ同じだ。
岩国から計器飛行で木更津にアプローチする機体は、大島、館山上空を経由して、ほぼ真南から木更津基地上空まで誘導される(館山アライバル)。滑走路と正対するように方向を微調整
して降りてくるのだが、2号機は滑走路に正対する前から飛行モードを変換してヘリモードになっていた。
「MV−22オスプレイの沖縄配備について」(防衛省・外務省 平成24年9月19日)より
この合意はMVのみならずCV−22にも適用される。もちろん、防衛省の機体であるMV−22にも。それが、暫定配備の初めから無視されたかたちだ。
10日と16日に木更津に飛来したオスプレイは、陸自引き渡し前だったが、それではこの機体は米軍のものだったのか、それともメーカーのベル・ボーイングのものだったのか?
そして岩国から木更津まで「日の丸オスプレイ」を飛ばしたパイロットは米軍なのか、メーカーのパイロットなのか?
日本におけるオスプレイの飛び方の合意事項を知らないでは済まされない。
(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2020.7.16 頼 撮影)
海苔ヒビが広がる海の上で、ヘリモードに変換して滑走路を目指す陸自オスプレイ
ヘリモードで飛ぶオスプレイは、完全に基地の外だ
2020-7-16|HOME|