日の丸オスプレイ、場外飛行中止

「陸上自衛隊V-22オスプレイの場外飛行については、11月10日(火曜)12時頃を予定しております」と防衛省北関東防衛局から木更津市に連絡があったのが、飛行前日の9日だった。
10日、日の丸オスプレイの行動を監視する人たちの前で、2時間遅れで離陸した05番機は、40分近く浮いてはいたが、木更津基地から出ることかなわず着陸した。

「本日午後、駐屯地内において場外飛行前の点検としてホバリングを実施していたところ、警告表示を確認したため、念のため、本日は場外飛行を取り止め、再度点検を行うこととしました」と 北関東防衛局から木更津市に連絡があった。

どんな飛行を行っていたのか、写真で見ていきたい。


14:05 2回目の飛行のためヘリスポットから離陸する陸自オスプレイ


14:18 ホバリングのあと、50〜60メートルの高さに上昇するオスプレイ(2度目の上昇)


14:22 低高度での横滑り飛行。ヘリパッドから離れたところで土ぼこりを巻き上げる。


14:29 3回目の上昇。1、2回目の上昇時より高度が下がっている


14:42 着陸前のオスプレイの手前、チヌークがストップ&ゴ―


14:43 ヘリスポットに降りたオスプレイ

岩国から飛んできたのが7月で、その後4か月整備をしていたはずのオスプレイが、基地内の飛行でヘリモードしか試験できずに、場外飛行を断念した。「軽微な警告」と13日に説明があったが、 その割には、今後の飛行日程も決められずにいる。

整備・補修に手間がかかるという前評判の通りで、オスプレイの「面目躍如」といったところだろうか。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2020.11.10 頼 撮影)


14:45 試験飛行を中止して駐機場に戻る日の丸オスプレイ


2020-11-13|HOME|