米海軍の電子偵察機EP3は、VQ(艦隊航空偵察飛行隊)−1とVQ−2の二つの飛行隊に分かれて、それぞれ、太平洋艦隊と大西洋艦隊の責任海域で偵察飛行を行っている。
三沢、厚木、嘉手納などに飛来するのは、三沢に分遣隊が派遣されているVQ−1の所属機で、尾翼にこうもりのマークがついている。
「あのEP3が嘉手納に戻ってきた」(04.3.21更新)で、嘉手納がEP3ニ機態勢になっていることを指摘した。現在もこの2機が嘉手納から飛行を繰り返している。
VQ−2の本拠地はスペイン・ロタ基地だ。なぜ、そんな遠くから三沢に飛来したのだろうか。極東のEP3の応援に来るならVP−1所属機が来るはずだ。航法訓練で世界一周をしているというのも、この数少ない電子偵察機の任務から見て納得できない。
数年前に航空雑誌で、やはりVQ−2所属機が嘉手納などに飛来したという報告を読んだことがある。在日米軍基地への飛来は皆無とは言えないが、しかし今回も何をしに来たのかは見当がつかない。
嘉手納や厚木などに今後飛来するのか、または既に飛来しているのかなどを調べて、手がかりをつかみたい。
(RIMPEACE編集部)