F16、今度は三沢で緊急着陸



緊急着陸後、米軍の消防車がやってきた。(04.8.19撮影)


緊急着陸が続き、着陸できずに滑走路上空を通過するJAL機(04.8.19撮影)

青森空港(8月2日)、函館空港(8月11日)と立て続けに緊急着陸を行った三沢基地のF16が、今度はホームベースの三沢基地で緊急着陸を行った。

8月19日15時前に、2機のF16が相次いで着陸、そのうちの先頭の機体に消防車が近づき、点検作業をウオッチしていた。緊急着陸だった。

緊急着陸機が着陸するまで、その滑走路に着陸予定の機体は空中で待機させられる。そのために燃料不足を生じて2次的な緊急着陸が発生することもある。19日はそのケースだったようで、また2機のF16が続けて降りるまで、離着陸が制限された。

大阪発三沢行きJAL2167便のMD87が、到着予定時刻の13時には三沢のすぐ近くまで来ていたにもかかわらず、上空通過を余儀なくされ、到着が20分以上遅れた。
三沢空港では、到着時刻の前に遅れる理由をアナウンスするが、このときの理由はいつもの「東京航空交通管制混雑のため」ではなくて、「三沢航空交通管制混雑のため」というものだった。F16が緊急着陸するため、とまではハッキリ言えなかったとみえる。

緊急着陸は、大事故に大きく近づいた状況だ。F16が緊急着陸を繰り返すのは、大事故が起こりやすい状況になっていることに他ならない。

(RIMPEACE編集部)


'2004-8-20|HOME|