改修が進む、三沢のF16


翼下に対地攻撃ミサイル・マベリックの摸擬弾を積んで三沢のRW/28に着陸する、改修済みのF16DJ(2004.12.8 撮影)


三沢基地の上空で編隊を解く、F16CJとDJ。AIM120やAIM9の模擬弾もよくわかる(2004.12.8 撮影)

F16が米空軍に採用されて以来もっとも顕著な改修と言われるCCIP(共通仕様実施計画)が三沢のF16に適用され始めたのは04年だった。04年8月に、三沢所属機で最初にこの改修を受けたF16が、米国から三沢に戻ってきた。

数機ずつ本国に戻って改修を受けるというペースで三沢基地のF16の改修は進んでいるが、最近ではたまに三沢基地を覗いてみても、この改修機に出くわす確率が大きくなってきた。それだけ第35戦闘航空団所属機の中で、CCIP改修済みの機体が増えてきた、ということだ。

12月上旬に見たときは、この改修機は、マベリック対地ミサイルの摸擬弾を積んで飛んでいた。CCIPの中に、Targeting Pod の改善が含まれているが、これと関連する動きなのだろうか。

数日見ただけだったが、空自のF2やF4の毎日の訓練機数に比べて、米軍のF16の飛行機数は少なかった。改修の過程であることがその理由の一つだが、何機かは中東方面に展開しているのではないだろうか、とも思った。

(RIMPEACE編集部)


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