三沢の航空祭にB1爆撃機飛来




会場の一番端に展示されたB−1Bランサー爆撃機(9月4日撮影)

9月4日の米軍三沢基地航空祭に、B−1B爆撃機が展示された。日本での公開は初めてで、以前に嘉手納に緊急着陸して以来の在日米軍基地への飛来だ。

エルスワース基地(サウスダコタ州)の第28爆撃航空団第37爆撃飛行隊の所属機だが、サウスダコタから直接飛来したのかどうかは不明だ。この第28爆撃航空団の6機のB1が、120日間の部隊展開でグアム・アンダーセン基地に8月末に飛来した。距離的に近いから、グアムから三沢に飛来したと見るのが自然かもしれない。

展示機の前には、黒地に黄色の文字で、第37爆撃飛行隊の従事した軍事作戦が掲示してあった。98年12月のイラク空爆、99年4月から6月のユーゴスラビア空爆、そしてアフガン空爆作戦だ。米軍の空爆があるところB−1Bあり、と言いたいのだろうが、これが誇らしげに展示されていることに恐ろしさを感じる。

展示機は航空祭前日の3日に飛来し、航空祭翌日の5日には三沢を離れた。

(RIMPEACE編集部)


96年6月21日に嘉手納基地に緊急着陸したB1。修理のために2週間滞在した。


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