米軍チャーター機、三沢からイラクへ


13thFSの先遣隊を乗せてイラクに向かう、ノースアメリカンの チャーター機(07.5.9 撮影)


5月9日朝7時、三沢基地にアプローチするノースアメリカンのボーイング757 (07.5.9 撮影)

ノースアメリカンのボーイング757が、三沢基地滑走路の北側のダウンウィンドを西向きにたどり、旋回して着陸した。 5月9日朝7時のことだ。部隊が数ヶ月のディプロイメントを前にした基地に降りてくるチャーター機は、このディプロイメントに関連した 動きであることが多い。

5月11日付けの星条旗紙の記事「三沢の空軍兵士が中東に向けて出発」は、ハワイ・ヒッカム基地の空軍兵士20名と三沢の60人以上の 兵士が、9日午前に中東のさまざまな場所にさまざまな任務のためにチャーター便で出発した、と報じている。
ノースアメリカンのボーイング757は三沢に3時間も滞在せずに離陸し、次の目的地嘉手納に向かった。そしてその日のうちに嘉手納 を出発している。

「約700人が30日以内に中東に派遣される」と第35戦闘航空団指令は語っている(同記事)。イラクに派遣されるF16の飛行隊・13th FSのことだ。すでにイラクに行っている第35戦闘航空団のもうひとつのF16の飛行隊・14thFSと交代することになっている。

ハワイ・三沢・嘉手納で兵士をピックアップして中東に向かったと見られるノースアメリカンのチャーター便が三沢に飛来した2日前にも、 別のチャーター便が三沢に来ている。RYAN社のボーイング757で、こちらは12時間近く三沢に滞在して、夜中に飛び立った。
こちらもとんだ方向は同じだが、嘉手納には着陸していない。イラクへの展開にかかわるかどうかは不明だ。

(RIMPEACE編集部)


これも米軍チャーター機。夜中に三沢を離陸して南西に向かった。(07.5.7 撮影)


'2007-5-15|HOME|